第2章 中毒ロマンス(五条視点)
ゆめかの口の端から垂れた精液がいやらしい。
彼女が欲で汚(けが)されていく様に、ひどく興奮している自分がいた。
「……ゆめか、もういいよ」
口から陰茎を引き抜いて視線をずらせば、ゆめかが自ら秘部を弄って慰めている。
「僕の咥えながらオナニーしてたの?」
指摘すると、ゆめかがもじもじしながら「だって」と言い淀んでいる。
その先の言葉は解っていたけれど、わざとらしく眉間に皺を寄せて相手の痴態を眺めた。
「あの……さと、る……と、もいっかい、したかったんだもん」
恥ずかしそうに頬を染め、消え入りそうな声で求められて興奮しないはずがない。
彼女を寝かせ、再び脚を開かせる。
「ん……恥ずかし……」
イヤイヤと首を振り、両手で目元を隠してしまう彼女の仕草も情欲を煽る。
濡れた秘部を探ると、クチュッと音を立てて僕の指を飲み込んだ。中は熱く潤っていて、まだ物足りなそうにヒクついている。
そのまま指を動かすと、彼女はすぐに甘い声を上げた。
膣内のざらついた部分を押し潰すように刺激すると、押さえている腿が震え、軽く達したようだ。
「あ、あっ……そこ……きもち……ッ」
快楽に素直なゆめかの声を聞いて、口元が緩む。
さっき出したばかりだというのに、僕の下半身は痛いほどに猛っていた。
ベッドサイドからコンドームを手に取る。
ゆめかの秘部に陰茎を擦り付け、亀頭で花弁を押し広げながら、ゆっくりと挿入していくと、彼女の膣内は熱く絡み付いてくる。
「は、あぁ、ん……っ」
ゆめかが切なく喘ぎながら、腰を浮かせて僕を受け入れてくれる。根元まで挿入すると、彼女の中は柔らかく蕩けていた。
「はぁ……っ、イイ……」
思わず吐息混じりに呟くと、ゆめかの中がキュンッと締まった。
そのまま腰を動かすと、彼女が甘い声を上げて縋り付いてくる。
「あっ、あっ……さと、る……」
「ゆめか、可愛い」
僕がそう囁くと、彼女は視線を泳がせた後に嬉しそうに目を細める。その仕草があまりにも可憐で、口の中がむずむずしてきた。
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