第1章 ご主人様の言うとおり
そして、どうしてこうなった。TAKE2。
「メイドに踏みつけられて勃たせるなんて、ご主人様はとんだ変態ですね」
夢野 ゆめか、何故かまたメイド服を着て、恋人の股間を足で虐めています。
悟の誕生日にホテルのお風呂で疑似露出プレイをし、それでも収まりがつかない彼の息子の処理をしてあげようと思っていたところ、
「メイド服戻ってきたし、もう一回着てよ」
と、業者に洗濯されて戻ってきたメイド服を、満面の笑みの悟から渡された。
精神的に無の境地で、さっきと同じように着替える。
特級性欲オバケに対し、こちらの体力が持つかと心配になりながら部屋へ戻ると、彼はバスローブを着てダブルベッドの端に腰を下ろしていた。
「ゆめか、こっちおいで」
ポスポス、と隣を手で叩きながら私を誘導する。
大人しく隣に座ると、普通に抱きしめられて、首に顔を埋めながらじゃれついてくる。
本能全開の野獣のような気は鳴りを潜め、すっかり大人しくなって戯れる猫のようだ。
もう少し誕生日を楽しんで欲しいので、ほっぺたにキスしながら彼に聞いてみた。
「悟、他にして欲しいことはないの?」
「ゆめかがマジでドン引きする自信があるお願いしよっかなー」
「相手がドン引きするって分かってて、敢えて言おうとする点は変態だと思うよ、ご主人様」
願望をこっそり耳打ちされ、固まって真顔になる私。
そして、主従逆転の言葉責め足コキというマニアックなプレイになってしまった。
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