第6章 ご主人様のお気に召すまま【後編】
ズクン、と質量を増したそれが膣壁を擦り上げながら引き抜かれてギリギリの所で止まり、再び勢い良く最奥を突き上げられる。
押し上げられてジンッと背骨を走る快感。
熱くて溶けそうで、頭がふわふわする。何度も繰り返されるピストン運動で次第に思考力を奪われていく。
「やら……あっ、壊れちゃう……っ」
舌ったらずな声でそう言いながらシーツを掻き集めて必死にしがみつくと、悟の動きが激しくなった。
子宮口に亀頭を押し付けるようにして小刻みに打ち付けられると、ピリピリと脳が痺れて、意識が飛びそうになるほどの快感に襲われて絶頂を迎える。
「あぁっ!イクッ、イッちゃうぅ……」
「ゆめか、可愛い」
ビクビクと痙攣しながら達している最中にも容赦なく突き上げられ、絶頂の波が二重三重に襲ってくるような耐え難い感覚に、悲鳴のような甲高い声を上げてしまった。
止めてと訴えて、悟の腰を手で押し返そうとすると、「イッてる時にされるの好きでしょ」と白い悪魔が笑い、激しく私を攻め立てた。
「やだっ、止まんな……っ、悟、やめ……」
「いいよ、僕もそろそろ限界だ」
そして一際深く穿たれた後、彼の精液を注ぎ込まれたのを感じる。
盛大に自分が漏らした液体が股を伝う熱い感触にさえ体を震わせた。
悟の手で私のアナルから尻尾が外される。
派手にイッたばかりだったからか、お尻から異物が引っこ抜かれる刺激が強すぎて、軽く果ててしまった。
そして、悟が満足するまで連続で睦み合って夜を迎えた。
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