第6章 ご主人様のお気に召すまま【後編】

「悟、やだ……ッ、恥ずか……しい……」

「ふぅん。じゃあやめる？」


悟が口を離したのでホッとしたのも束の間、今度は指で秘部の入口付近だけを弄られ始めた。


「あっ……んっ……」


チュプチュプと音を立て、浅いところを焦らすような彼の指の動きに物足りなさを感じて、堪らずねだるように腰を揺らした。


「ゆめか……どうしてほしいか、言える？」


彼の誘う言葉。

羞恥心よりも欲望の方が勝ってしまい、私は小さく口を開いた。


「さと……ご主人様の硬くて熱いものでゆめかにお仕置きして……っ」

「はいはーい、よく出来ました。その前に、尻尾をお尻の穴に入れちゃおっか」


完全に油断していた。悟が、いつソレを手にしていたのか、全く気付かなかった。

彼の指にアナルをゆるゆると撫でられると、頭から血の気が引くのを自覚した。


「は？えっ、そっちは……やっ、待って……」


焦る私の制止の声を無視して、割れ目から垂れる愛液をクチュクチュと絡めながら、猫の尻尾がついているアナルプラグを器用に私のお尻に挿入してきた。

抵抗して身を捩らせる私だったが、もちろんそんなことで逃れられるはずもなく。

慣れない異物感と圧迫感に涙目になりながらも、同時に前への愛撫も再開されて、頭がおかしくなりそうな程の快感に襲われる。

何故かお尻に刺さる尻尾も緩く出し入れされ、排泄感なのか快感なのか分からなくなる感覚に、口端から涎が垂れた。


「ひゃう……う、あっ、あぁ……」


2つの穴を同時に責められて、何も考えられなくなるくらい気持ち良くなる。



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