第6章 ご主人様のお気に召すまま【後編】
複雑な私の心理状態などつゆ知らず、悟は残念そうに溜め息をついていた。
「あーあ、我ながら後ろのスカートの丈を長めにしたのは大失態。ゆめかの可愛い尻を眺められない」
「反省するところ、そこじゃないでしょ。尻好き超絶ド変態ご主人様」
「ほらほら、ゆめか、早くこっち向いて。ご主人様の命令は絶対」
冷静にツッコミを入れる私のお尻をポンポンと叩きながら、意地悪な笑みを浮かべた彼が急かす。
仕方なく言われた通りに方向転換し、悟の顔の上に膝立ちで移動し、羞恥に震えながら彼の顔の上で足を開いて四つん這いになる。
下着に彼の鼻が擦れるか否かのところまでで腰を下げるのを止めると、早々に彼は私のお尻を揉みながら恥丘に鼻を押し付けてくる。
スカートの裾をまくり、ショーツ越しに割れ目を舐めてくる生温かい舌と吐息の感触に、ゾクッと震えにも似た快感が腰を痺れさせる。
「ひゃっ、ぁ……悟、やめっ」
「ん……染みになってる……僕の舐めて興奮した?それに、もうこんなにヌルついて……ゆめかのエッチなニオイがする」
「そんな……こと、っ……ない……っ」
しゅるっ、と腰のサイドで結ばれている下着の紐をゆっくり解かれ、大事な部分を覆っているショーツを取り去られる。
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