第6章 ご主人様のお気に召すまま【後編】
舌先でチロチロと刺激すると、じわりと鈴口から溢れてくる液体を舐める。
舌先に感じる苦みのある塩味と、鼻腔をくすぐる濃厚なミルクの香りに、何だか癖になってしまいそうだ。
「ん……はぁ、っ……」
「ふっ……ん……ゆめか……」
悟の艶っぽい息遣いを耳にしながら、自分の秘部も濡れてきている事に気付く。
ショーツの上から割れ目を指でなぞって慰めながら、彼のものに舌を這わせる。
亀頭を口に含んだまま舌を動かす。そのまま裏筋を刺激し、ゆっくりと喉奥まで咥え込む。
歯を立てないように注意しながら、頭を前後に動かす。
じゅぽじゅぽっと卑猥な水音を立てて出し入れする度に口内で彼のモノが質量を増していくのを感じる。
時折口から離し、先端に口付けて先走りを啜る。
また口に含みながら根元は手で扱いたり玉の部分を口に含んだりすると悟の口から切羽詰まった声が漏れた。
「んっ……うぅ……っ」
時折、我慢するように漏れる声が色っぽくてドキドキしてしまい、口の中いっぱいに頬張った状態で見上げると、彼と目が合った。
悟は口の端を上げて微笑みながら、私の猫耳を弄りながら撫で、私の髪に手を差し入れて愛おしげに指で梳く。
その優しい手つきに安心感を覚えつつ、そのまま根本部分まで舌を這わせてから、先端に戻ってから口に含む。
「んぐっ!ふっ……んっ……」
苦しくて涙目になりながらも必死になって奉仕を続ける。
じゅぷっ、ぷちゅっと淫らな水音が室内に響き渡る。
「くっ……」
頭上から漏れた声に視線を上げると、眉根を寄せて耐えるような表情をした悟がいた。
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