第1章 ご主人様の言うとおり
「ゆめか、終わったから流すよ」
その言葉に我に返る。シャワーのお湯が体にかかると、泡が流れ落ちていく。温かいお湯がかけられて、じんわりと気持ちいい。
体の疼きを隠すように、悟の背中も流してあげようと提案しながら振り向いた、その時だった。
臍のあたりに硬いものがゴリッと押し付けられる。
「早くゆめかの中に入りたい」
これ見よがしに、張り詰めた男性器がグイグイと私のお腹に擦り付けられる。
悟はシャワーを止めると、私の腰を抱いて体を密着させる。
彼のモノが私の入り口に擦り付けられて、ぬるりとした感触に、本能的に腰が甘く痺れた。
「んっ」
「ゆめか、このまま挿れていい?」
悟が私のお尻を掴んで揉みしだく。
彼のモノを蜜口に押し付けられたが、すぐには挿れずに焦らしてくる。割れ目に擦れて滑るのがもどかしい。
私の中をいっぱいに押し拡げてくれる塊が恋しくて、無意識に腰を押し付けてしまう。
「……っ、はぁ……悟……いい、よ」
立ったまま少し足を開いて、膨張している彼自身に手を添えて先端を秘部へ誘導する。悟が息を飲むのがわかって、少し恥ずかしい。
「っ、ゆめか」
「……んぁっ……あ……あぁ……」
入口で少し引っかかったと思えば、ぬるんと亀頭が内部に飲み込まれた。
ゆっくりと彼のモノを受け入れると、お腹の奥に甘美な痺れが広がる。
立ったまま向かい合って挿入され、悟の首に腕を回すと、片脚を持ち上げられて体勢が不安定になる。
苦しくなるほどの質量が、私の中をみっちりと埋めて擦り上げる。
彼が動く度に中の壁が刺激されて気持ちが良い。もっと奥まで来て欲しくて、目の前の体にしがみつく。
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