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【呪術廻戦】その変態は最強である【R18】

第4章 お嬢様の仰せのままに



達する直前に寸止めされて、まるで首にナイフを突きつけられたかのような、切迫感が私を追い詰める。

動きたいのに動けない。きっと今自分から動いたら、階段を転がり落ちるように、取り返しのつかないところまで堕ちる。


「今日、僕は君の執事だ。命令してよ、ほら」


この人は悪魔だ。

笑顔で飴と鞭を使い分けて、ターゲットを確実に落としにかかる。長らく忘れていた、彼のドス黒い本性が垣間見える。

いつものように青い瞳を細めて優しく微笑んで、濡れた口唇を重ねてくる。

ついばむように、唇の感触を楽しんで、軽く吸い付いて戯れて、そっと私の舌に寄り添って、唾液ごとさらう。

もはや為す術もない。

私の鼻から甘い声が漏れると、そこを舌先で刺激されて、口内から背筋、背筋から腰の深部までぞわりと甘美な刺激が走る。


「ふ、ぁ……」


もう、気持ち良いし、どうでもいいや。

抵抗する気力も無くなり、ポキリと私の心が折れる音がした。


「んっ……奥がムズムズして苦しいの……悟のでいっぱいイカせて」


悟の首に腕を回して、腰を反らせながらグリグリと結合部を押し付ける。

快楽に堕ちた私の全面降伏のサインに、


「お嬢様の仰せのままに」


と、応えた悟の声が嬉しそうに上擦る。

そこからはもう覚えていない。

何時間連続で交わっていたのか、体に力が入らなくて、カラカラになった喉に悟の口移しで水が注ぎ込まれる。

そこからまた深く口付けをして、再び繋がった。

擦りすぎて股がヒリヒリして少し正気が戻ったが、発情した彼の艶っぽい囁きで耳から犯され、また淫らな地獄へ引き戻される。 

彼の名前を呼んで、好きだと言いながら縋り付いて、私は考えることを放棄した。




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