第4章 お嬢様の仰せのままに
大きな手が腰ごと私を引っ張り、ゆっくりと熱い杭が奥まで打ち込まれる。
ぞわりと体を駆け抜ける甘い感覚。
吸い付いて誘うように中が蠢いて、奥に到達したところで勝手に膣壁がきゅっと締まる。
「ふぁ、あ……」
「さっきの話、外泊するのは到底認められないけど、硝子のところだったらギリ許可するよ」
両膝の裏をグイッと手で押さえられ、気遣いなしに乱暴にピストンされる。
抜かれる時に雁首が浅瀬を刺激して、奥まで挿入されると子宮口近くを抉られる。
刺激される度にうずうずとして熱くなっていく部分を、的確に亀頭で押しあげてきて意識が爆ぜそうだ。
「あぁ……あ、はぁ、あッ……んんっ」
「ゆめかがいない日の夜は、気が狂いそうになるから本当はどこにも行ってほしくない」
恋人と1日離れただけでこんなに虚しい気持ちになるなんて昔は思ってもいなかった、と微笑む悟が私と視線を合わせてくる。
いつの間にサングラスを取り去ったのか、青いのに熱を孕んで濡れる瞳で私を捉える。
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