第4章 お嬢様の仰せのままに
「ちょっと悟……っ」
「いいでしょ、手で触ってはいないよ」
「そんなの屁理屈……んぁッ」
「……腰、動かさなくていいの?」
乳首を甘噛みされて思わず腰が反る。
悟は悪戯っぽく笑ってそのまま乳首を舐め始める。舌先で突くように弄び、時々吸い付くように口に含まれると、思わず嬌声が漏れてしまう。
噛まれてジンジンとする先端を再び優しく吸われると、背筋に悪寒にも似た電流が走り、痛いほど子宮が疼いた。
私を先にイかせる気だ。
挑戦的に見上げる青い瞳を睨みつけながら、負けずに腰を動かす。
「は……ぁ……ッ、あ、んっ」
「ゆめか……気持ちいい?」
「ん、っは、あ……気持ちい……」
「僕もだよ」
悟の熱い吐息が胸にかかってくすぐったい。
ちゅぱ、ちゅっ、と胸を吸われる音と、粘膜が擦れる水音で脳が犯される。
今日は彼にお尻を支えてもらっていないので、抜き差しがうまくいかない。
子宮口近くの感じるところを圧迫するようにすると、頭が甘く痺れて、イクことしか考えられなくなる。
ズン、と深く挿入すると膣奥が快感に震えたのが自分でも分かる。彼の下生えが私の陰核に擦れ、気持ち良すぎて愛液がどんどん溢れてくる。
「あ、あっ……ん……っ」
「……ゆめかの中、すごい吸い付いてくる」
頬を紅潮させた彼の呼吸の間隔が短くなっている。
私の痴態を見て感じているのだろうか。そう思うと嬉しくて、深く咥え込んだまま腰をグリグリと揺らす。
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