第4章 お嬢様の仰せのままに
「ほら……お嬢様の手と口でイッちゃえ、変態執事」
言葉攻めをしてから、一番感じる裏筋を執拗に舌先で舐めあげ、亀頭と竿を手で扱く。
窪んでいる尿道を爪の先で優しく刺激を与えてみる。
私に触れようと伸びた彼の手が、震えて拳を作り、我慢するようにソファに沈む。
ダメ押しに、扱きながら亀頭を頬に擦りつけて、彼の興奮を煽る。
「っ、は……出そ……」
切羽詰まった声を聞きながら、手の動きを早めて射精を促す。
「悟、はやくちょうだい」
おねだりすると、次の瞬間、白濁とした精液が飛び散った。
慌てて顔を離すと、露出したままの私の胸を汚しながら垂れたそれは、何回かに分けて吐き出されて乳房の間を伝う。
行儀悪く私の顔にも少し飛んだので、指先で拭った。
青臭い匂いが鼻から抜ける。悟の劣情で汚された光景に興奮して、体の芯が熱くなる。
「う……ッハ、ァ……」
悟の下腹が震えて、荒い息遣いが聞こえた。眉根を寄せたまま瞼を閉じて余韻に浸っている。
「まだ気持ちいい?」
快感が長引いている竿を上下に擦ると、まだ微かに先端からトロトロと精子が溢れ出る。
彼を観察しながら、先端の窪みにある精液を吸いながらフェラを再開する。
口の中に苦味が広がると、美味しくないなと正直思う。
「まだ出切ってないの?」
「ちょ……まって、ゆめか、咥えたまんま喋んないで」
また反応するから、と彼が言い出したと同時に、射精して半勃ちになっていたそれが口の中で質量を増した。
ちゅぽ、と口からペニスを抜いて立ち上がる。
→