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人魚姫【文スト/中原中也】

第8章 手前は俺の、、、


太宰「その反応は抱いたようだね?」

「なんだよ、悪りぃか?俺の女だ。」

太宰「別に〜」

どこか余裕のある太宰に疑問を持った。

「なんだよ、ハッキリ云いやがれ。」

太宰「ちゃん、腰の位置に黒子あるよね?」


その言葉で理解した。

「手前、、、、に何をした。」

太宰「誤解しないでくれたまえ、彼女を抱いたのは2年前だ。」

「まさか手前が彼奴の元カレか?」

を抱いたことよりも先にが元カレに振られた理由が頭によぎった。

腹が立ち太宰の胸ぐらを掴んだ。

太宰「おや、その反応は想定外だ。」

「ぁあ?どーいうことだ。」

太宰「ふふ、何でもない!あっ、因みに彼女の元カレではないから安心したまえ。彼女とは一夜限りさ!」

胸ぐらを掴んでいたはずが、いつの間にか抜け出されていた。

太宰はその言葉を残し、何処かへ去って行った。

の元カレが糞太宰ではなかったのは安心したが、やはりモヤモヤはとれずにいた。


そりゃそうだ。
2年前とはいえ、は糞太宰に抱かれたのだ。

勿論、#NAME1本人から確認を取れていない以上太宰の嘘かもしれない。

然し、、、、

"腰の位置に黒子あるよね?"

そう、の腰には黒子がある。

そんな部分は脱がさないと判らないのだ。


「クソッ!!!」


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