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人魚姫【文スト/中原中也】

第8章 手前は俺の、、、


でもまた寸前で動きは止まる、、、、。

それを何度も、何度も繰り返された。

身体は少しの刺激だけでも敏感に反応し、ビクビクと震える。

「犯されて濡らしやがって、、、淫乱だなぁ?」

いつものような優しい彼じゃない。

目が違う、凄く怖かった。

"中也くん、、、ごめんなさい、、、"

自然と出た言葉だった。
中也くんが怒っていることは判った、でも理由が判らない。

だけど、きっと私が彼に悪いことをしたのだ。

私の言葉に中也くんも動きを止めた。

「、、、、」

"ごめんなさい、ごめなさい。"

嫌われたくなかった。
だから必死に謝った。

すると突然抱き締められた。


「悪りぃ、手前は悪くねェ、、、、」


声のトーンが変わった。
顔を見上げるといつもの優しい彼に戻っていた。

でも何処か苦しそうな顔をしていた。


"じゃあどうして、、、、?"


彼はゆっくりと話し始めた。





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