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人魚姫【文スト/中原中也】

第7章 守るモノ


「んっ、、、。、、、?」

"中也くん!善かった、、、。"

目が覚めたらに膝枕をしてもらっている状態だった。

「終わったのか、、、?」

"うん、敦くん達が、、、。"

「そうか、、、。」

やっと終わったのだ。
やっと、、、、。

暫く沈黙が続いたが、が口を開いた。

"中也くん、、、寂しかった。逢えなくて、、、"

なんとも可愛いことを云う彼女に、顔が綻んだ。

「、悪かった。寂しい思いをさせて。今度からはちゃんと云ってくれ。迷惑とかじゃねぇから。」

"もっと一緒にいたい。"

「ああ。俺もだ。」

の頬に涙が伝うのを、指で拭ってやる。

「んなぁ、泣くほどじゃねェだろ?」

"中也くんがここにいてくれて安心したの。私の大切な人だから。"

「ッ可愛いこと云いやがって、、、。」

『ッんぅ、、、ちゅ、んっ、、』

の身体を引き寄せ、さっきと同様に唇を奪う。
あまりにも可愛くてつい我慢が出来なかったのだ。

さっきよりも、深く口付けをする。

少しの隙間から舌を忍び込ませ、の舌を捕える。

『んっ、、ちゅっ、んぅ、、、』

そろそろ限界だろうと思い、名残惜しいが唇を離した。


「、愛してる。」

"私も、、、、"


再び口付けをしようと互いに距離を縮めた時だ。


敦「さーん!あれ?この辺で声がした気が、、、」

慌てて俺と距離を取り、立ち上がった。

"私行かなくちゃ、、、、中也くん1人で大丈夫?"

「ああ、そのうち部下が来る。それよりも、、、」

の手を引っ張り、もう一度だけ触れるだけの接吻をした。

「約束ちゃーんと守ってくれよ?今日の夜迎えに行くからな。」

は顔を真っ赤に染めてその場を去った。


暫くすると芥川がやってきたので、肩を借りて拠点へと戻った。




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