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人魚姫【文スト/中原中也】

第7章 守るモノ


『んっ、、ちゅ、、ン』


彼の家に着いた途端唇を奪われた。

激しく、そして甘い接吻に蕩けそうになる。

もう息が限界、、、中也くんの胸を叩き合図を送る。

「んっ、、、もう限界なのか?」

ニヤリの笑う彼の顔はまさしくマフィアだ。

"だって、、、"

「だって?」

"こんな接吻初めてだから、、、"

「ッ可愛い奴め、、、、」

お姫様抱っこをされ、寝室へと連行される。

ドサっ

ベッドへと押し倒されたと同時に再び、深い口付けをされる。

ちゅ、、、くちゅ、、、ちゅ

唾液の絡み合う厭らしい音が耳を支配する。

「、好きだ、、、、」

"私も、、、中也くんが好き。"

中也くんの手は私の胸元へと移動し、愛おしそうな目をし、ネックレスをなぞる。

「なんかいいな、俺のモノって感じで。」  

"私は中也くんのモノだよ"

「じゃあ俺も手前のモノだ。だから逢いてェ時は素直に云ってくれ。」

"でも、、、中也くんは忙しい、、っんっ!"


「でもじゃねェ、俺にとっちゃ手前のワガママ聞けんのが嬉しいんだよ。彼氏の特権だしな。ってなに泣いたんだ、、、」


"嬉しくて、、こんなに大切にしてもらえて幸せだなぁって、、、"

中也くんの言葉が嬉しくて勝手に涙が溢れ出した。

「そんなそこらの奴と比べんな、俺は本気で手前のこと愛してんだ。」

"私も愛してる、、、中也くん。"

「なぁ、続きいいか、、、?」


返事の代わりに彼の首に手を回した。







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