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人魚姫【文スト/中原中也】

第7章 守るモノ


なんとか敵を倒すことに成功したが、次はみんなが心配になった。

携帯電話はなぜか圏外になっており、使えなかった。

中也くんは無事だろうか、、、。

浮気とか疑っていたことなんか忘れ、彼の安否が心配になった。

とにかく、誰かを見つけないと、、。

私は街へと足を運んだ。


そこで思いがけない人を見つけた。


"あの人は、、、、"

私の目に映った人は着物を着た赤毛の女性、そう今日のお昼中也くんと一緒にいた人だ。

その人も影と戦っていた。

"鏡花ちゃんの異能力に似ている、、、"

そんなことを考えていた時だ、女性が隙を突かれてしまい、刃が女性に向かっていたのだ。

身体が勝手に動いた。

素早く、ナイフで影の額の石を破壊した。

影は消えた、恐らく異能力が戻ったのだろう。

紅葉「助かった。礼を云う。」

私だけが気まずくて、軽く会釈だけしてその場を立ち去ろうとした。

然し、、、

紅葉「待て!主、もしや中也の女子かぇ?」

突然出てきた彼の名に足が止まった。

紅葉「やはり。わっちは尾崎紅葉、ポートマフィア五代幹部の1人じゃ。」

"です。"

紅葉「、中也がいつも世話になっておるのぉ。」

"いえ、お世話になっているのは私の方です。"

この方はポートマフィアの幹部さんだった。
何故この人は私のことを知っているのだろうか、、、。

紅葉「中也から聞いておる、主が中也にとって大切な女子であると。」

尾崎さんはまるで私の心を読んでいるかのように話をし出した。

"あの、、、尾崎さんと中也くんの関係って、、、?"

紅葉「わっちと中也の関係かぇ?」

不思議そうに首を傾げる尾崎さんに理由を説明した。



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