第5章 探し求めていた彼女。
ジョン「少しやり過ぎたかな、、、」
??「まだ声は出ないの?」
ジョン「やぁ、君には云われたくないね〜」
??「どういう意味よ。」
ジョン「ポートマフィア幹部様を落とすのに随分時間がかかったんじゃない?聞いていた話と違うと思ってね。」
??「仕方がないじゃない。彼の初恋の相手は姿形が不鮮明すぎたのよ。まぁ声だけはコピー出来たからなんとか隙をつけたけど。」
ジョン「君の異能力もなかなか面白いよねー、触れた相手の初恋相手になれるなんてね。」
??「まぁね、でも対象者だけにしか効果はないから少し厄介だけど。それより、早くして頂戴。あの方怒られるのは私なんだから。」
ジョン「はいはい、佐々木麗奈さん。まだポートマフィアにいるのかい?」
佐々木「あと少しで彼を落とせそうなのよ、私に完全に落ちたら彼を洗脳できるから。ポートマフィアも潰せとあの方の命令なのよ。」
はジョンからの拷問により気絶していた。
訳ではなかった。
意識だけはしっかりとしており、彼らのやりとりを聞いていたのだ。
そこでは佐々木の正体に気付いたのだ。
佐々木は組合の人間だったのだ。
佐々木「ふふ、可愛い寝顔ね。彼を恨まないであげてね?貴女を必死に守ろうとしてから。」
気絶したフリをしているに言葉を残して佐々木は監禁場所を後にした。
中也くんは私を騙してなかったのだ。
なのに私は中也くんの言葉を聞かず、彼に酷い言葉を云ってしまった。
最後に見た中也くんの顔が忘れられなかった。
中也くんに謝らなくては、、、、!
それに中也くんが危ない、なんとかしなくちゃ!!
ジョン「おや、起きていたようだね。そろそろ続きと行こうか。」
『ッくっ、、、、!!!』