• テキストサイズ

人魚姫【文スト/中原中也】

第3章 恋の始まり


この気配はいつもつけられていた時と同じ、、、


慌てて振り向くとそこには、、、

??「やぁ!ちゃん!」

やっぱり、、、そうだった。

"何処に行ってたんですか?太宰さん"

太宰「ふふ、私がいなくて寂しかったのかい?」

"別に寂しくないです。"

太宰「酷いなぁ、まぁそんな所も好きなんだけどね!」

呑気なことを云う彼は本当に人たらしだ。

"それで何故私をつけていたんですか?"

私の言葉に太宰さんの顔つきが少し変わった。

太宰「君の正体がバレたかもしれない。」

太宰さんの言葉に息が出来なかった。

あの時の記憶が過ぎった。

大切な人を失う恐怖、絶望を、、、、。

太宰「落ち着きたまえ、まだ可能性の話だ。万が一の保険で君の後をつけてたのだよ。心配しなくても大丈夫、私たちは武装探偵社だ。簡単には死なない。」

太宰さんの言葉で少し落ち着きを取り戻した。

太宰「詳しくは中で話そう、乱歩さんたちもそろそろ帰ってくる頃だろうからね」




/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp