第3章 恋の始まり
この気配はいつもつけられていた時と同じ、、、
慌てて振り向くとそこには、、、
??「やぁ!ちゃん!」
やっぱり、、、そうだった。
"何処に行ってたんですか?太宰さん"
太宰「ふふ、私がいなくて寂しかったのかい?」
"別に寂しくないです。"
太宰「酷いなぁ、まぁそんな所も好きなんだけどね!」
呑気なことを云う彼は本当に人たらしだ。
"それで何故私をつけていたんですか?"
私の言葉に太宰さんの顔つきが少し変わった。
太宰「君の正体がバレたかもしれない。」
太宰さんの言葉に息が出来なかった。
あの時の記憶が過ぎった。
大切な人を失う恐怖、絶望を、、、、。
太宰「落ち着きたまえ、まだ可能性の話だ。万が一の保険で君の後をつけてたのだよ。心配しなくても大丈夫、私たちは武装探偵社だ。簡単には死なない。」
太宰さんの言葉で少し落ち着きを取り戻した。
太宰「詳しくは中で話そう、乱歩さんたちもそろそろ帰ってくる頃だろうからね」