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リクエスト 裏短編集♡

第3章 両面宿難 終わらない続き


伏黒side



「‥‥は?」




目覚めると可愛らしい部屋の中
すぐに自分の部屋じゃない事に気付く





確か
昨日の夜は虎杖とさんと任務で




ガタッと起き上がると飲みかけの紅茶がテーブルの上ですっかりと冷め切っていた



これを飲んだ途端に気が遠くなるほど眠くなって




どうやら朝まで眠ってしまっていたようだ





焦って隣を見るとしっかりと服を身につけたまますやすやと眠るさんの姿




「ん〜!!なんかめちゃくちゃエロい夢見てた気がする‥‥ってまた?!ちゃん?!」




グッと伸びをした虎杖もまたしっかりと服を着ていた





今回はただ3人とも疲れて眠っていただけなのか?




ひとまず一息をつくと隣で眠っていたさんが寝返りをうつ




『んんぅ‥‥恵くん‥‥みないで‥‥』




「っ?!」




どんな夢を見ているのか
少し頬を染めたまま恥ずかしそうに眉を顰める





「な‥なんっ?!伏黒のエッチ!」




「は?!」




「だ‥だって‥!なんかさんすっげぇエロいもん‥」



虎杖の言う通り
最近やけに色気が増している気がする





「伏黒がなんか恥ずかしいとこ見たんじゃ‥」




「はぁ?!」




立ちあがろうとするとノックを知らない五条さんが勢いよく扉を開く





「おっはよ〜!昨日は3人での任務‥‥‥」




「ん?五条せんせー?どったの?」




勢いよく入ってくるなり目隠しをずらして
普段ほぼ見ることのない碧眼でさんをじっと見つめている




「混ざってるな‥‥」




低く沈んだ声
怒りが滲んでいるのが分かる




「混ざってる‥?なにが?」



虎杖が不思議そうに首を傾げるとまたいつもの明るい調子にもどった




「悠二はとりあえず職員室ね?じゃあが起きたら愛してるよって伝えといてー!」




颯爽と部屋から出ていくと足早に廊下の先へ消えていった




相変わらず何を考えているか分からない人だ




いつもの感じで調子が狂うけど

本当はこんなところでブラブラしてていい人物じゃない




そんな最強をも夢中にさせるさんは
本当に罪な人だと思う
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