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リクエスト 裏短編集♡

第6章 乙骨憂太 君の全てに嫉妬する


乙骨side





ちゃんと一緒に報告書を提出して


共用の浴室でシャワーを浴びる

気付けば部屋でちょっと寝ちゃってて




みんなよりも遅れて夜ご飯を食べてからちゃんを探す為に廊下へでると


真希さんや狗巻くん
パンダくんと仲良さそうに4人で歩く姿がみえた




楽しそうな笑い声






今朝までは僕の腕の中で
僕だけをみていたのに


君はまたその大きな澄んだ瞳に僕以外を映して




僕以外の肌に触れる






嫉妬という感情が心の中を支配しそうになって
慌てて声を上げる








「ちゃん!」




『憂太!お疲れ様っ!』




僕を見つけるとぱぁっと砕けるような笑顔になって
それはもう可愛くて心臓がどくりと跳ねる





「憂太‥‥ね」





真希さんがニヤリと口角を上げて僕たちを見て
くるりと踵を返す





「さ、私達も部屋に戻るか」





「えー?まだ俺といたい〜」





「しゃけしゃけっ!」






「ダメだっつーの‥ほら、行くぞ」






そう言うとパンダくんと狗巻くんの首根っこを掴んでそのまま部屋へ帰っていってしまった






『えっ‥あれっ‥もう帰っちゃうの?また明日ね〜!!』





名残惜しそうにずるずると引っ張られる2人に手を振るちゃん




『行っちゃった‥』





急にシンと静まり返る寮の廊下




少し寂しそうに唇を尖らせる






「この後僕の部屋くる‥?」




『えっ‥うん!行きたいっ!』




ふわふわの小型犬が嬉しそうにぶんぶんと尻尾を振っているのが目に浮かぶような喜びかたで
あまりに可愛くてふっと笑みが溢れてしまう



 「ふふっ‥どうぞ」




『お邪魔しますっ‥』





さっと寮のドアを開けて
中へ招き入れる





それと同時に身体をギュッと抱きしめると
ふわりと五条先生の香水の香りがした



みるみるうちに膨らんでいく嫉妬心を
掻き消すようにベッドへ身体を押し倒して唇を重ね合わせる




絡まりあう舌
触れ合った肌は溶けそうな程熱い



ぴくりと反応する耳元に愛を囁いて




嫉妬という深く拗らせた呪いを溶かすように
朝まで何度も身体を重ね合わせた
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