第3章 両面宿難 終わらない続き
何か刃物ででも刺されたかと思うほどの強い衝撃と圧迫感に息をのむ
あまりの痛みと苦しさに涙が溢れて呼吸もうまくできない
『はぁっ‥はっ‥はっ‥ぅぅっ‥』
浅く呼吸を繰り返して
ひたすらにその痛みに耐える
密着した身体から
太陽のような虎杖くんの香り
何が起こって
何がどうなってるのか
頭の中は混乱して
身体はバラバラになってしまいそう
「そう辛そうな顔をするな‥心配せんでもすぐに良くなってくる」
こんなにも苦しいのに
そんな私を見て宿難が優しい笑顔で笑う
『っ‥』
「ほう、ナカが締まった‥そろそろか」
『んぅっ‥んむっ‥っ‥』
顎を掴まれて唇が重なり合うとぬるりと舌が入り込んでくる
歯列をなぞる舌先
絡みとられる舌
熱くて
息が苦しいのに
身体がゾクゾクとする
『っ!?』
そんな事を思っていると私のナカが急激に熱を上げ始める
直に触れ合うナカ
感じたことのない程高い体温
擦れ合うソコがびりびりと痺れて身体が勝手に動いてしまう
「もう感じ始めたか?やっぱりお前は良いっ‥」
さっきまでとは違う様子を感じ取った宿難が嬉しそうにニヤリと口角を上げる
『ひゃっ‥!!だ‥っ‥だめっ‥なん‥かっ‥‥おかしいっ‥‥手‥はなしてっ‥っ!おねがいっ‥‥おっきいの‥っ‥‥なか‥から‥だしてっ‥!!』
拘束された手を解放して
ナカに入っているモノをもう出して欲しくて必死に声を上げる
「お前は賢い‥これからがいいところだって分かるだろう?」
『ゃっ‥わかっ‥ないっ‥‥』
激しく打ち付けられる腰
気付けば痛みは全て快楽に変わっていて
今度はぞくぞくと襲いくる快楽の波に唇を噛み締める
『ゃっ‥ゃだっ‥‥ぁっ‥‥こわっ‥ぃ‥っ‥ゃあっ‥』
「可愛い声だが‥あの伏黒とかいう男に聞かれてもいいのか?扉の開く音がしたから帰ってきたんじゃないか?」
『〜っ!?』
「五条とかいう術師もお前に惚れていたな‥この事を知ったら‥どうなるだろうな?」
『だれ‥にも、いわ‥ないっ‥で‥‥』
五条先生も
恵くんも
誰も傷つけたくないから