第3章 両面宿難 終わらない続き
宿難side
小僧に助けを求めているようだが
この状況で入れ替わったらどうなるか
理解した途端に大人しくなった
数日みてただけで此奴がどれだけ溺愛されているか分かる
もっと騒げばすぐに誰か助けにくるものを
こんな優しい性格でよく呪術師をやってこられたものだ
「ほら‥早く口を開けて舌を出せ‥じゃないと今すぐに虎杖に変わる」
『っ‥』
戸惑うように揺れる瞳の奥
小さな口を開くと舌をゆっくりと出した
「お前‥呪言師か?つくづくいやらしい見た目をしているな‥」
舌の上に浮かび上がる紋様
呪言師の証であるそれが妙に色気を醸し出していて
熱を持った塊がさらに大きさを増す
「歯を立てるなよ?」
『んぐっ‥‥ん‥ぅっ‥‥』
小僧のモノを小さな口いっぱいに頬張って
苦しそうに顔を赤く染める
熱く絡みついてくる口内
「休むなよ‥ほら‥頑張れ頑張れ‥」
苦しくて止まろうとする頭を後ろから優しく押さえてやる
『んぅぅ‥っ‥んっ‥ぅ‥っ』
可愛い声を漏らすその口内に
喉の奥まで犯すように腰を動かす
数100年
どれ程の時を経たか分からんが
身体の底から湧き上がってくる久方振りの快楽に気分はどこまでも高揚していく
従順に男のモノを咥えるその姿はどこまでも俺の心を煽ってくる
こんなにも容姿
心が美しい女は何年も生きてきたが初めて見た
単純に興味が湧いて
身体だけでなく
心も欲しくなった
そうなれば強引にでも手に入れるまでだ
「そろそろ抱いてやろう」
『っはぁ‥‥はぁっ‥‥』
口内から肉棒を抜き去ると顔を赤くし甘い吐息をもらす
男をどこまでも誘惑するそのいやらしい身体を押し倒して
身に付けていた下着も全て投げ捨てた
『きゃっ‥‥やめ‥っ‥‥』
両手首を先刻まで身に付けていた衣服で縛り上げる
爪先が食い込みそうなほど柔らかな太腿を掴んで
大きく足を開かせると蜜が溢れる中心に肉棒をあてがった
「2度と俺から離れられない身体にしてやろう」
『〜っ!!』
ずぷりと勢いよく腰を進めて己の熱を挿入すると
声にならない声をあげて身体をのけ反らせた