• テキストサイズ

リクエスト 裏短編集♡

第2章 五条悟 大事なモノ


五条side



さっきの笑顔

どこか何か違和感を感じる


職員室に戻ってからふとさっきの光景が頭に浮かぶ



いつもの可愛い笑顔には違いないけど


また何か隠してたりするんだろうか?



僕に隠して
また何か厄介ごとに巻き込まれてたりして




「やっぱり会いに行こ」





「え?この後は京都の方へ行って頂く予定が‥って聞いてます五条さん?!」





「ん〜‥聞いてない!ごめん伊地知また明日」




「ええっ?!明日?!」





焦る伊地知に背を向けて寮内にあるの部屋に向かうが誰もいなかった




「あれ?野薔薇のとこかな?」




いつも仲の良い2人はよくお互いの部屋に泊まってたりもするからノックしてみるが返答はなかった




「恵〜?いる?」




「ったく‥ノックくらいしてください‥さっき虎杖も来ましたけど俺の部屋にはいません」




「となると‥悠二のとこか」




「もう早く出て行ってください」




不機嫌な恵に部屋から追い出されて悠二の部屋の前に立つ




無意識にどくどくと嫌な音を立てる心臓



勢いで扉を開けると悠二との姿




「せんせーっ?!」




の上に覆い被さる悠二が慌てて飛び起きる





「なに?プロレスごっこ?今度は僕が相手しようか」




確かに重なり合っていた唇




ぷちんと何かが切れそうになるのを我慢していつもみたいに余裕ぶってみせる


そのままの手を引っ張って
部屋の外へでる



『あの‥っ‥五条先生‥』




「話は僕の部屋で聞こうか」





『ひゃあっ!?』





肩に担いで部屋まで移動する




ちんたら歩いてる余裕なんてなかった






「で、なんで悠二とキスしてたのかな?」




部屋に入って鍵をかける


そっとベッドの上にを下ろすと少し泣きそうな顔をしていた




『ごめんなさい‥あの‥あっという間で‥』




「この可愛い唇にキスさせたの?」




僕だって必死に我慢しているのに




『ごめんなさい‥っ』





うるうるとした大きな目からは今にも涙が溢れ落ちそうだった




それでも
子供みたいに嫉妬に狂った僕の気はまだ治らない
/ 102ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp