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リクエスト 裏短編集♡

第2章 五条悟 大事なモノ


五条side



「男と2人きりにならないようにっていつも言ってるでしょ?」



『でも‥っ‥悠二‥だったから‥』




「その悠二に押し倒されてたよね?」




『お話聞いてもらってたので‥心配してくれたんだと思います‥』




「心配?」




どこまでも鈍感なは悠二の下心にも気付いてないみたいだ



まぁむしろ好都合だけど



そんな事を考えていたら小さな声で続きを話しだす





『あの‥え‥と‥‥五条先生に‥嫌われ‥ちゃったかもしれないって‥言ったら‥』





そしてついにぽろぽろと大粒の涙をこぼして泣き出してしまった






「え‥?嫌われる‥僕に?え?」





『だって‥‥五条先生‥あの日から‥いっかいも‥』




「ーっ?!」





ギュッと腰に抱きついて来る身体




『だから‥もうっ‥先生は‥わたしと‥‥したくない‥っ‥の‥かなって‥他に好きな人‥がっ‥』



泣きながら話すからひくひくと小さく揺れる身体をギュッと強く抱きしめた




「んな訳ないっての‥僕がどんだけの事‥」





呪ってしまいそうな程愛してるというのに


今この瞬間にも壊れそうなほど抱きたいと思っているのに



他の男に触れられたその身体に
唇に



上書きをして 



僕だけのものだって嫌と言うほど分からせてやりたいのに



そんな事をしたら嫌われてしまうのはきっと僕の方だから


誤魔化すように優しく笑う




強く抱きしめて
子供をあやすように優しく頭を撫でているとようやく呼吸が落ち着いて来る





それでもあの鈍感でピュアの塊のがそんな事を考えていたなんて予想もしなくてビックリした




「僕はね、の事大事にしたいの。だからあんな事しなくてもいいんだよ」



『で‥でもっ‥私は先生と‥』




「今日は僕の部屋に泊まっていきなよ‥任務がたまたまなくなったからさ」




ぽんぽんと優しく頭を撫でてから立ち上がって浴槽にお湯をはる




「ゆっくりお湯に浸かっておいで」





の為に買い揃えたバスローブとバスタオルを持たせて風呂場へと向かわせる







「はー‥‥帰らせたくなくて引き止めたけど‥我慢できるか‥‥?」


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