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リクエスト 裏短編集♡

第2章 五条悟 大事なモノ


虎杖side



寮までの帰り道
いつもみたいにニッコニコで可愛い笑顔振り撒いてんのに


どこか引っ掛かる



みんなと別れた後
こっそりとの部屋に行ってみたけど誰もいなかった




最近
なーんか元気ないんだよな





それもこれも
五条先生と付き合ってからだ




念の為伏黒の部屋も確認してみたけどやっぱりいなくて
釘崎の部屋をノックしたら中から可愛い声が聞こえてきた




『悠二?どうしたの?』



「あー‥その‥あれ!前言ってた映画!一緒にみねーかなって!」



『こわいやつ?悠二が一緒に見てくれるならみる!』




ほんとーは怖い映画はすっげぇ苦手なの知ってる
でも俺が見たいって言ったら一緒にみてくれる




俺の背中にギュッて抱きついて
目瞑ってる



柔らかい身体が密着して
めちゃくちゃいい香りがして



は俺だけのもんだって思ってたのに‥‥





『悠二‥?大丈夫?』




「へっ?!ごめん!なんにも!釘崎、借りてくね」




「はいはい‥あたしはちょっと出掛けてくるけど‥!!引いてもダメなら押してみなよ!頑張って!!」




そう言うと釘崎がニヤリと笑っての肩を叩いて部屋から出ていった






「押してもダメなら引いてみなじゃねーの?なんの話してたん?」




釘崎の部屋から俺の部屋まですぐそこの距離を歩きながらゆっくりと歩幅を合わす




『えっ?!なんでも‥ない‥っ!』



「そー?何にもないならいいけどっ!」



部屋の扉を大きく開くとぺこりと頭を下げて入ってくる




『おじいちゃん‥またお花あげにいこうね』




「じいちゃん天国でも元気してっかなー!にだけメロメロの甘々だったの俺忘れてねーから!」




ソファに座ったの横にちゃっかりと距離を詰めて座る




『ふふっ‥3人で暮らしてたの、楽しかったよね』





大きな目をすっと細めて目尻を下げる




じいちゃんがこんな天使みたいに可愛い子を連れて帰った時にはめちゃくちゃビビったけど



はすっげーいい子ですぐに仲良くなった



兄弟みたいに思ってるのかもしれないけど




俺は初めて会った時から惚れていた
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