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リクエスト 裏短編集♡

第1章 夏油傑 奪ってでも欲しいもの


『さる‥?』



気付けばベッドに組み敷かれて
上に覆い被さった傑を見上げる



「こんな時に猿の話題はやめよう‥今はの事だけを考えたいんだ」




乱れた髪の毛を優しく撫でて
今度はさっきよりも深いキスが降ってくる



こんな事を傑とした事は初めてで
どうしたらいいのかもわからないけれど




恋人同士になったらする事なのかもしれない




「昨日は夢中だったから‥今日はゆっくりとのこと、見せてくれるかい?」



『えっ‥みせる‥‥?なに‥を‥?』



「全部‥‥まずは、ここかな」




そういうと長い指が胸の谷間を指差して
下着をくいっと少し下に下げる




『ふぇっ‥?!な‥なんでっ‥‥恥ずかしいよ‥っ』




慌てて下着を抑えるとまた傑が悲しそうな顔をするから胸がちくりと痛む



「嫌‥だよな」




『〜っ!!いや‥‥じゃない‥‥明るいし‥恥ずかしいだけなの‥』




見慣れない部屋の窓から朝日が差し込んできて
お互いの肌を照らす




「明るいからよく見えていいんじゃないか‥ほら‥見せて‥?」




くいくいと下着を引っ張る傑がイタズラに笑う




『わかった‥から‥‥あんまり見ないでね‥‥』




昨日までお友達同士だった傑に裸を見られるのはとっても恥ずかしかったけれど
そもそも昨日の夜に意識を失った私をお風呂に入れてくれたみたいだし




大丈夫だと自分に言い聞かせて
下着のホックを外す



「それじゃ見えないよ?」




下着を外して
両腕をクロスして隠しているとふっと笑われる




『これじゃ‥‥だめ‥‥?』




「ダメだね‥‥ちゃんと見せてっていっただろう?」




『あっ‥‥だめ‥っ‥傑‥』




いつまで経っても腕を退けない私に痺れを切らして
両腕を掴んでグッと開かされる




「こんなに綺麗なのに何を恥ずかしがるのか‥」



『っ?!すぐる‥っ?!そんなところ舐めちゃだめっ‥‥!』




露わになった胸の先端の周りをゆっくりと舌が這わされて
恥ずかしさと気持ち良さで身体がびくりと反応する


必死に訴える私の声を聞き流しながら


ゆっくりと舌が突起の先端を舐めて
ぐいぐいと押し付けるように刺激される




『ゃっ‥はぁっ‥‥な‥に‥っ』
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