第6章 乙骨憂太 君の全てに嫉妬する
乙骨side
昨夜つけた痕が色濃く残る中
さらに上書きするようにキスを落としていく
僕のものだって
誰が見てもわかるように
その度に甘く漏れる吐息
ぴくんと反応する身体
可愛い声
少し眉を寄せて僕を強請るように見上げる可愛い顔
ずくんと僕の中心が熱くなって
どうしようもなく君を求める
隣に寝転んで
背中から抱きしめるようにして身体を密着させる
そっと右足を持ち上げると
すでにとろとろに蕩けたそこに僕のモノを擦り付ける
『はっ‥ぁっ‥!』
ぐちゅぐちゅと卑猥な音がして
吸い付くように愛液が溢れてくる
「挿入るね‥」
『〜っ‥!』
グッと腰を進めると熱くてぐちゃぐちゃになったそこに先端が沈んでいく
それだけでイッてしまいそうな程気持ちが良い
足を絡め合わせて
浅いところをゆるゆると突き上げる
『っ‥憂太っ‥‥』
細くくびれた腰に掌を這わせて
激しく上下に揺れる大きな胸を包み込む
『ぁっ‥ゃあっ‥‥かお‥‥みたいっ‥‥‥』
鼻にかかった甘い声が可愛いおねだりをする
「また今度‥今日は疲れさせたくないから‥ね?」
後ろから抱きしめたまま下から上に突き上げるように律動を繰り返す
昨夜みたいな激しくて強い刺激はないけど
これはこれで背中がぞくりとするほどの快楽が這い上がってくる
何よりも密着した身体がちゃんをさらに近く感じて
幸せでどうにかなってしまいそうなくらいだった
「愛してる‥」
首筋に顔を寄せて
頸に吸い付くようにキスをして
胸の先を指先で摘みながら腰を動かすとさらに身体がびくびくと震える
「すぐイっちゃうの可愛いね‥?‥ちゃんの全部がどうしようもなく可愛くて大好きだよ‥」
『〜っ!!』
見つけたばかりの弱いところをグッと強く突き上げると
さらにナカの締め付けが強くなる
「もう一回イくところ見せて‥?」
『もっ‥‥だ‥めっ‥‥!!』
そうして何度も愛しあった僕たちが寮にたどり着いたのは
すっかり暗くなった夕方ごろだった