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リクエスト 裏短編集♡

第6章 乙骨憂太 君の全てに嫉妬する


真希side




憂太の悶々とする表情を見て何となく察しはつく




気を抜けば女の私でも持っていかれそうになる程

超がつくほどの天然人たらし



この容姿に加えて
この性格の良さ


それでいてアホほど無防備で隙がある



掃いて捨てるほど群がってくる男達はまぁなんとかなるとして



下心丸出しの教師失格同然の悟


当然棘だっての事を狙っている






てっきり棘がの事持ってくと思ったが
憂太と付き合ったのは正直ビックリした




そしてその事実を知った悟は前にも増してへの好意を隠さなくなった




心配して憂太に手を伸ばしたの手をさっととって指を絡めている


「あんまり意地悪してやんなよ」




「真希も知ってるでしょ?の鈍感なところ。これくらいしても気付かないんだから」





「そっちじゃなくて、憂太の方。分かってるくせに」





「ずるい大人になったもんだね〜僕も」




そう言いながらまたに絡んでいくもんだから
憂太の嫉妬メーターがぐんぐん溜まって行くのが手に取るように分かる




淡白そうに見えて
かなり嫉妬深いはずだから



これはも大変なことになるだろうな




「なんかあったらいつでも言えよ?」




『うん?ありがとう真希ちゃん』





チャイムが鳴って
椅子に座りなおすの頭をぽんぽんと撫でると意味がわからないながらも嬉しそうに顔が綻んだ



グッと心臓を掴まれるような笑顔






「そーゆうとこだぞ‥」




『えっ?』



「まぁそこがいいとこなんだけどな」




訳も分からぬように小首を傾げるの横を通り過ぎて
席に着くと隣の憂太がちらりと私をみる




「あんまり溜め過ぎんなよ‥あと‥の事泣かせるような真似したらただじゃおかねぇからな」




「えっ?わ‥わかってるよ‥っ」





「なんかあったら私のもんにするからな」





「えっ?!それって‥」




ガタッと立ち上がると同時に夜蛾学長が入ってきた









「何言ってんだ私‥」





悟にあんな事を言いながら
私も諦めの悪い奴だなと自笑した
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