第6章 乙骨憂太 君の全てに嫉妬する
乙骨side
2人で話をしているととっても楽しくて時間はあっという間に過ぎていった
まだまだこうやって話をしていたかったし
本当のところを言うと
キスをして火照った身体が
それよりも先の事を期待して熱を上げていた
お互い任務や学業で忙しいし
こんな機会
なかなかないんじゃないかと期待してしまう反面
そんな事をして嫌われたらどうしようという気持ちがせめぎあっていた
悶々としながらも仲良く話していると
いつもゆっくりな口調がさらにゆっくりになり
大きな目がだんだんと眠たそうにとろりとしてきた
『それでね‥真希ちゃんが‥‥ぱんだくんとね‥‥』
ふと時計を見るととっくに0時を過ぎていた
昂る気持ちに蓋をしてベッドに寝転ぶと
さりげなくちゃんの入れるスペースを確保する
嫌がられちゃったらどうしようと内心ドキドキしたけど
猫が擦り寄ってくるみたいに嬉しそうに布団の中に潜り込んできてくれてそれはそれで心臓が止まりそうだった
1人で十分な大きさのベッドは2人で入るとさすがに狭さを感じて
身体はさらに密着する
大きな柔らかい胸が僕の身体にふにゃりと押し付けられた時には思わず声を上げてしまいそうだった
『あったかくて安心するね‥‥おやすみなさい‥』
「おっ‥おやすみっ‥ちゃんっ‥‥」
ふわりと顔を緩めると疲れた子供みたいに一瞬で眠りについた
腕の中にすっぽりと収まる小さな身体
こんな小さな身体に僕のモノが入るんだろうか?
ついふとそんな事を考えてしまった
「〜っ!!だ‥だめだっ‥考えるなっ‥」
ただでさえドキドキとうるさい心臓がさらにうるさくなって
むくりと僕の僕が固さを増す
『んぅ‥‥』
「ーっ!」
さらに近づく距離
ふわりと香る甘い香り
起きてる時も驚くほど可愛いけど
寝顔も天使みたいですっごい可愛いし
ふわふわで柔らかな肌と信じられないくらい柔らかくて大きな胸
ショートパンツから伸びる白くて綺麗な脚が僕の脚に絡みつく
「っ!!こんなの考えない方が無理だって‥!!」
無理に目をキツく閉じてそのままなんとか朝までやり過ごした