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リクエスト 裏短編集♡

第6章 乙骨憂太 君の全てに嫉妬する


乙骨side



薄暗かった窓から微かにさす光


鳥の囀りが聞こえてくる




「やっと‥朝がきた‥‥」




なんとか耐え切った




身体を動かすとちゃんがまだ目も開かないまま甘く寝ぼけた声を出す




『んん‥‥おはよう‥』




「おはよう」



くしゃりと頭を撫でると少しだけ目を開けて嬉しそうに微笑んだ




『ん‥朝起きて‥乙骨くんがいるの‥うれしいなぁ‥‥』




ほわほわと話すいつもよりさらに甘い声が可愛くて

僕を見てそんな事を言うのもまた可愛くて


少し寝癖がついてるのも可愛くて



まだちゃんと目が開いてないのも可愛くて


朝が弱いのも可愛いし
腕の中でふわふわと笑ってる顔もどうしようもなく可愛くて




全部独り占めしてしまいたい






「愛してるよ」




『‥?』




聞こえないくらい小さな声で愛を囁いて
そっとおでこにキスをすると時間差で顔が赤く染まり出した




あぁ
もう全部奪ってしまいたい




「このまま時間が止まればいいのに‥」




『ん‥ぅ‥』




寝不足のテンションなのかなんなのか分からないけど

やけにハイになった気持ちが抑えきれず




抱きしめたままキスを繰り返す




柔らかで
気持ちが良くて



止まれる気がしない




もう少ししたら朝の支度を始めないといけないのに



可愛い表情が
声が




この淫らな行為を段々とエスカレートさせていく




『ひゃぁっ‥』





少し捲れたTシャツの裾から肌に手を伸ばすとちゃんの身体がぴくりと跳ねる





服の上から触れる事はあったけど
直に触れ合う素肌は柔らかくてすべすべでもちもちで



ずっと触っていたいくらい気持ちが良かった





『まっ‥まって‥乙骨くんっ‥‥』




「‥」





綺麗な白い肌




僕だけのちゃん






傷一つ付けさせたくないし



欲を言えば他の男の指一本触れさせたくない




『じ‥時間がっ‥』






僕だけの籠の中に閉じ込めてしまいたい





『お‥乙骨くんっ‥‥』






「‥え?」




少し大きな声にハっと我に帰ると気付けばちゃんの上に覆い被さって
両手を掴んでいた
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