第5章 乙骨憂太 嫉妬
乙骨side
『ゃっ‥!ゆ‥‥憂太ぁ‥ッ‥‥も‥だめっ‥‥!』
「まだ10回目だよ?頑張れるよね?」
『がん‥ばれっ‥な‥‥っ‥』
僕と同じ白の制服がいやらしく乱れる
乱れた制服からのぞく肌は透き通るほど白くて柔らかで
男を皆虜にしてしまう中毒性があるんじゃないかと思う
子供と変わらないんじゃないかと思うほど小さな顔は
驚く程整っていて
こんなに華奢で小さな可愛い子が呪霊と戦うのかと
初めて呪術高専で出会った時はびっくりした
それでも一級術師
頭も良くて英語も話せる
そうかと思えば
口を開けば天然で
おっとりとしたその口調と優しい性格でファンは数えきれないほど多くいるようだった
ふわりと微笑む姿はまるで花の様で
軽い身のこなしでひらひらと呪霊を祓う姿は蝶のように美しかった
そんな子が僕の彼女になったんだ
そりゃ嫉妬の一つや2つくらいしても仕方がないと思う
「ちゃんの彼氏は僕だよね?狗巻くんじゃないでしょ?」
『ぁぁっ‥ぅあっ‥ゃっ‥‥あれ‥は‥任務で‥‥っ‥』
「手まで繋ぐ必要あった?」
『そうしな‥いとっ‥‥相手にあやしまれ‥てたっ‥から‥っ』
下から激しく突き上げて
必死にシーツを掴んで耐える細い指を絡めとる
混ざり合う指先に軽くキスをして
最奥をグリグリと捏ねるように責め立てる
『ひゃぁっ‥!つ‥つよすぎる‥ぅっ‥おかしくなっちゃ‥』
「二度と他の男の人と手を繋いじゃダメだよ?分かった?」
『わっ‥わかっ‥ぁ‥っ‥わかった‥』
「この指も‥この指も‥‥全部僕のものだ‥」
左の薬指に軽く噛みついて
隅々までマーキングするように僕の痕を残していく
その間も1番弱い奥を突き上げるからもうちゃんは意識を飛ばしそうだった
自分でもやりすぎだって分かってる
でも身体がスイッチが入ったかのように言う事を聞かなくなる
少しでも手を緩めるとするりとこの腕の中からいなくなってしまう気がして
閉じ込める様にまたキスをする
「愛してるよ‥」
どんな愛の呪いを使ってでもちゃんを手放したくないんだ