第4章 第二章「怪盗ヴァルツァー」
と、言う訳で。父母院IN日ベラ―です! 二日で戻ってきてしまいました。まぁ、調べたらギルドに帰りますけどね。
「父母院久しぶり」
おっと来ましたね!
「久しぶりだね。武久君」
紹介しましょう。
我らが7TMSリーダーの武久君です。とても真面目であの悪戯好きで迷惑掛けまくってるヘルゼル、グレフェル兄妹もこの人にかかれば一発で黙ります。
もちろん仕事も難なくこなします。
今回は書類整理が忙しいのでどこのギルドにも行ってません。
「話はキミのお父さんから聞いた。魔法少年少女が怪盗だって?」
「実は。僕も千尋も皆証拠の腕輪を見ています」
「そうか。名前とかは?」
「聞きました。リュークと言うそうです。あと、もう一人の子が確か紫だったけな」
「こちらで調べてみよう……居ないな」
「と言う事は、日ベラ―では無いという事ですかね」
僕ら日ベラ―の7TMSが調べられるのは日本の会社に登録している人物だけ。他の国の登録者は見つけられないんだよね。
「では、こっちから各国に社員を送ろう」
「お願いします」
「ところで、父母院」
「何です?」
「もう行ってしまうのか?」