第4章 第二章「怪盗ヴァルツァー」
「じゃ、じゃあさぁ。勝った方が負けた方に一つお願ができるって言うのはどう?」
「それじゃぁ、魔法少年が負けたとき『魔法少年をなくせ』って言う事になっちゃうよ」
「大丈夫これはただのツグミを誘い込むための罠だから」
「そ、そうなの? じゃあもしも負けたら……」
「…………」
「「「ノープランかよッ!」」」
いつも声が小さめの武久君まで大声で突っ込む始末だった。
いやだってさ、仕方ないじゃん。僕こういうの考えるの苦手だし。
「えーと、なんか良いアイデアない?」
「あったら言ってるよ」
ですよねー。
「て言うかそもそも、最近忙しいんでしょ? そんな対決やる時間無いって」
「怪盗とか出て来たもんな」
「……うん」
確かにヘルゼル君の言うとうり時間なんて無いかもしrてない。
何か両立する方法とか無いかな(受験生みたいw)。