第1章 毒女は転生する
「やっぱり!!ムカつく!!」
悟の怒号とともに、ドアが勢いよく開いた。
いきなりの悟の登場に、一瞬2人の体が固まった。
「傑だけなんてすげぇムカつく!!ベットに戻るぞ!!」
悟は傑からを剥がすと、そのままベットまで連れて行く。
「……悟……。」
途中で剥がされた傑に青筋が立った。
「だってムカつくんだもん!!1人での喘ぎ声聞いてたらおかしくなる!!」
こんな時の悟はまるで、高専の頃の様に大人気ない。
「それに傑の事だから、ちゃんとを気持ちよくする前に入れただろ。」
そう言って悟はさっさとのシャツを脱がした。
そのシャツの姿のまま抱きたかったのに、傑はため息を吐く。
「……早く終わって欲しい…。」
2人のやり取りを見ていて、がボソッと呟いた。
ハッとなって2人がの顔を確認すると、はすでに面倒臭そうな顔で2人から顔を逸らしている。