第2章 僕らの愛は
「凄い荷物の量だなぁ、傑に沢山買ってもらって機嫌治ったの?」
リビングに無造作に置いてあるショップ袋を見て悟はに聞いた。
「……………。」
「買い物に行く前には、機嫌が治ってたよ。」
の頬にキスをしながら傑は言った。
その傑をから離した。
「機嫌治ったなら、僕にも癒させて。本当にもうおかしくなりそうだった。」
どうせ、悟が帰ってくるまでずっと傑はとくっ付いていたのだろう。
なら今度は自分の番と言わんばかりに、悟はを抱き上げる。
悟はそのまま寝室にを連れて行った。
もちろん傑には『邪魔をするな』と目配せしながら。
すぐにをベットに寝かせると、被さるように抱き付いてくる。
「はぁ、本当にもう辞めて、気が狂いそうだった。」
力強く抱き締めながら、キスを繰り返して悟は縋るようにに言った。
「………七海くんと寝るより、無視した方が2人ともダメージ大きいからね…。」
「……やっぱり、七海もワザとだった?」