第1章 毒女は転生する

は悟と傑を無視して、七海と歩きました。

その後を2人はゆっくりと着いていく。



「……やっぱり七海か……。」
「悟…、そこは他の男じゃなかった事を喜ぼう。」


何度も見る光景に、イライラもピークだ。




そしてと七海は当たり前の様にホテルの中に入って行く。

すぐに2人の後に続き、ホテルの中に入ると、すでに2人は部屋に向かうエレベーターの中だった。



「「あの2人の隣の部屋で！！」」

「……無理です……。」


フロントに体を乗り出して言う2人に、ざわつくフロント内はすでに通報準備だった。








「………警備員がバタバタしてますね…。」

ホテルの窓からエントランスの出口を見下ろしながら七海が言った。

理由は考えなくても、悟と傑だとすぐ分かる。



「……早く終わらせそうか……。」
は着ていた上着を椅子に掛けた。

慣れたその光景を見ながら、七海もた上着を脱ぐ。