第1章 甘いものが大好きな彼~アイン~
「さぁ、食べましょう。どうぞ、召し上がれ」
「あぁ、いただきます。...モグモグ
やっぱりお前が作るお菓子はおいしいな」
「ふふ、甘いもの好きのアインにそう言って
もらえると嬉しいな」
「今のはからかっているのか?」
「違うわよ!ただ、アインって甘いものには厳しいって思ってたから美味しいって言ってもらえて本当に嬉しいのよ...」
彼は大の甘いもの好きだから
褒めてもらえて嬉しいのは本当だ。なにより....
「それに...」
「それに??なんだ」頬を撫でる
うぅ、それはズルい///
絶対分かっててやってる....
「好きな人に美味しいって言われてうれしくない
わけないじゃない///」
彼は目を少し見開き
それから、今日一番の甘い顔で顔を覗き込む
「そうか...」頬を撫でる
「もう、アインズルい...」
そうやっていっつも私の心臓ドキドキさせるんだもの
「別にズルくはないだろう
それにズルいというならお前の方だろ」
「なんチュ...ふぇ///」
今唇に...キスされ///
「フッ、顔が真っ赤で茹でタコだな」
「そんな、今のはだってアインが///」
いきなりキスなんてされたら驚くわよ
「サラが可愛いこと言うから
キスしたくなったんだ。だから、お前が悪い」
そう言いながら彼の耳が真っ赤
アインも恥ずかしいんだ...そうだ!
「ねぇ、アイン??こっち向いて」
「あぁ、なんチュ...一体どういうつもりだ??」
「ふふ、私も貴方がかっこいいからキスしたのよ
何か悪い??」