第1章 甘いものが大好きな彼～アイン～

だって私ばかりドキドキするのもズルいわ
だからアインにも同じ思いしてもらわなくちゃ

「さぁ、それよりクッキー食べましょう」
これ以上アインにやり返される前に
お話を変えておかなきゃ

「そうだな、それよりサラ全然食べてないじゃないか？？僕が食べされてやるよ」
アインがクッキーをもって私を押し倒した

「ﾄﾞｻｯ．．．えっ？？」

「ﾊﾟｸ．．．ほりゃ、らべろ（ほら、食べろ）」
な、なんでこうなった？！
あ、アインのこの表情絶対さっきの仕返しだって顔だ！

「うぅ．．．///」
無理だって食べるとき顔近くなる奴じゃない！！

「．．．ン」

アインが迫ってくる
こうなったら
「ﾊﾟｸ．．．ん///」

「どうだ？」

「ﾓｸﾞﾓｳ....ｺﾞｸﾝもう///味なんてわかんないわよ、バカ///」

「そうか、ならこうすれば分かるだろう」

アインの顔が近づいて
ﾁｭ

「ん///．．．ﾌﾟﾊｧもうバカﾌﾟｲ」

「ん、やっぱり甘いな
お前が作るお菓子も好きだが僕はこっちが好きだな」

「もう///．．．ねぇ、もう一回」

「あぁ、いくらでも」ﾁｭ

彼の好きなものは甘いもの
その中でも一番は彼女らしいですね

完