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【呪術廻戦】薄夜の蜉蝣【R18】

第6章 恋い蛍✿


彼の指先が胸の先端を捉えた瞬間、私はびくりと大きく身体を跳ねさせた。

「あ……っ」

くにくにと捏ね回すように刺激されて、私は小さく喘いだ。傑は片方を口に含むと、舌で転がしたり甘噛みしたりして、私は堪らず身を捩らせる。

「ん……っ、あぅ」

傑の舌が動く度に、お腹の奥が彼を求めて疼いて仕方がない。

「傑っ、あ、も……いいか、ら……」

挿れて欲しくてたまらない。私が限界を訴えると、彼は胸から口を離して私を見た。

そして私の額に口付けると、「まだ駄目だよ」と言って妖しく微笑んだ。

「何を、どこに、欲しい?」

傑がそう言いながら、感触を確かめるように、私の胸をやわやわと弄ぶ。

私は切なげに吐息を漏らしながら、彼の首に腕を回そうとしたが、傑はそれを阻止するかのように私の両手首を掴むと、ベッドへ押さえ付けた。

私は少し不満げな表情を浮かべて見上げたけれど、彼はただ黙って私を見下ろしているだけだった。

傑が私に覆い被さっているせいで、視界が好きな人で埋められる。

いまだ高専の制服をきっちり着込んだ傑と、一糸まとわぬ丸裸の私。

彼の解けた黒髪と、壁や天井の背景の白さのせいで、目眩がしそうだった。

「ゆめ……」

傑は私の首筋に顔を埋めると、鼻を擦り付けてきた。

そしてゆっくりと身体を起こすと、私の両膝の裏を持ち上げて、脚を開かせた。

「あ……」

恥ずかしくて閉じようとするが、あっけなく阻まれてしまう。

「ゆめが正直に言うまで止めないよ」

傑が私の太腿を撫でながら、視線を合わせたままで、私の恥部へ顔を近づけていく。

次に与えられる刺激を予感して、太ももが強張る。

「あぁ……っ」

傑の舌が、割れ目に沿って下から上へと舐め上げるように動くと、それだけで甘い痺れを感じて身体が震えた。

目の前で、舌先で突起をつつくようにして動かされる度に、びくん、と腰が浮いてしまう。

「あ、あっ……ん、ン……」

快楽から逃れるために腿を擦り合わせようとするが、傑に押さえつけられているせいで動かすことができない。

その間も彼は執拗に責めるので、私はただ喘ぐことしかできなかった。


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