第3章 相互依存✿ (傑ルートへ)
器用に私の体を片手で支えながら、フロントホックのブラをお兄ちゃんの手で外されてしまった。
締め付けを失った胸が、ふるりと揺れて解放されると、食い入るような視線が絡みつく。
次の瞬間には、露になった乳首が熱く湿った舌で転がされ、芯を持ち始めていた。
舐めて、吸って、甘噛みされると、ジクジクと下腹の疼きが増していく。
虐められて赤くなった突起がテラテラと唾液で光るいやらしい光景を前に、無意識のうちに自分でも腰を動かしてしまっていた。
「あ、あっ、ん……あ、あぁ……っ」
肌がぶつかる度に、お腹の中で小さな熱が弾ける。
それがどんどん大きくなって、大きな波となって押し寄せてくる。
傑お兄ちゃんは、私の弱いところを熟知している。そこばかり攻め立てられると、すぐに限界が訪れてしまう。
私は一際強く最奥を突き上げられながら、抗えないまま絶頂を迎えた。
ビクビクと痙攣しながら、放心する。傑お兄ちゃんのものをぎゅうっと搾り取るように、膣壁が勝手に締まるのが分かる。
首に回している私の手が引っ掛かったのか、纏めていたお兄ちゃんの黒髪がほどけて、肩や背中に広がり落ちる様を虚ろな目で眺めていたのも束の間。
「……あぁ、あ、あ……んン……っ」
私に責め苦を与える胎内のものは、まだ果てていない。それどころか、一層質量を増した気がする。
みっちりと隙間なく埋められたまま、こちらが絶頂を迎えても一定のリズムで揺すぶられ、腹の奥の奥を掻きむしりたくなる程の快感に、脳が焼き切れそうだった。
「おにいちゃん、だめぇ、イったばっかりなのに……また、イッ……く……」
「……っ、いいよ、何回でもゆめの可愛い姿を見せてくれ」
そう言って、再び激しく突き上げられると、視界が真っ白になって何も考えられなくなった。半開きの口に髪の毛が入っても気にならないほどに、思考が蕩かされていく。
「やだ、や、見ないで……」
羞恥心から抵抗するが、止めてはくれなかった。それどころか、私の反応を見て楽しんでいるようだ。
「それは無理なお願いだな」
傑お兄ちゃんが少し身体を前に倒すと、お互いの身体が密着して、さらに深く繋がってしまった。
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