第3章 相互依存✿ (傑ルートへ)
挿れたい。奥を突かれたい。
いっぱいに満たされたい。頭の中では、もう淫らに繋がることしか考えられなかった。
ショーツを脱ぐ時間すら惜しい。
濡れて張り付いた布を指で摘まんでずらすと、エアコンで冷やされた空気で割れ目がひんやりとした。
「お兄ちゃん……挿れていい?わたし、もう……っ」
言うが早いか、お兄ちゃんの肩に手を置いて、ゆっくりと腰を沈めていく。待ちわびていた質量が中を満たしていく感覚に、思わず甘い吐息が漏れた。
傑お兄ちゃんの形を確かめるかのように、膣壁がきゅっと締まるのを感じる。
一番太いところが入ると、後は自重に任せて一気に貫いた。子宮の入り口をぐりっと押され、目の前がチカチカする。
「ゴムは着けてるから、ゆめの好きなところに擦り付けてごらん」
それは、甘い誘惑の言葉だった。
ベッドの上で膝立ちのまま、少し引き抜いて浅いところを出し入れすると、ぞわっとお腹から背骨に走る疼きに、私は遠慮することなく抽送を始めた。
初めはゆっくりだった動きも、徐々に激しくなる。なんとも言えない不思議な高揚感に支配されていた。
「あっ、んぅ……きもちぃ、おにいちゃ、すき……」
徐々にスピードを上げて、何度も抜き差しを繰り返すと、じゅぷ、じゅぷといやらしい水音が大きくなる。
「ゆめ、すごく色っぽい」
普段とは違う低い声と熱い吐息を耳元に感じながら、私は夢中で快楽を求める。
ベッドの端に座っているお兄ちゃんが前かがみになり、両手で腰を支えてくれる体勢になると、私の重心が後ろに傾く。
自然と結合が深くなっていく。弾力のある硬い塊が、奥までグッと入り込む快感に、喉が反る。
本能的に太ももを左右に広げて、奥まで受け入れる姿勢を取ってしまっていた。
思い切り打ち付けられ、肌同士がぶつかり合い、パンッと乾いた音が鳴る。
同時に、敏感な秘部の突起も擦られて、あまりの刺激の強さに足先がピンと伸びた。
「あひ……っ、あ、おにいちゃ、それ、だ、ダメ……っ」
思わず、情けない声が出てしまう。
こんなの知らない。怖いくらい気持ち良い。
→