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【呪術廻戦】薄夜の蜉蝣【R18】

第12章 狼さんの甘咬み✿



「や、だめ……ッ、また、きちゃ、ぅ」
「もっと、だろ」
「ちが……ああぁっ、も、ムリだかりゃ……やっ……いっちゃぁ」

もはや呂律すら回らず、ひたすら喘ぎ続けるしかない。ぐじゅっと卑猥な音を立てる結合部から、愛液が流れ出るのが分かる。

「俺にされんの嬉しい?」
「あ、んぁ、やらぁ、そぇ……っ」

枕カバーが皺になるまで握りしめて快感に耐える。

引き抜かれて、突き入れられるだけの単純な動きが気持ち良くて仕方ない。

何度目かも分からない絶頂を迎えようとした瞬間、お預けを喰らってしまった。あと一歩で達するところで、先輩が動きを止めた。

「あ、なん……ぇ、せんぱっ……?」
「っ……ハ、は……ゆめの顔、真っ赤だな。涙でぐっちゃぐちゃじゃん」

困惑して見上げると、彼は愉しそうな顔をして私を見下ろしていた。グイッとお腹の奥の方を押し込まれる、その感覚に喉が反る。

「ゆめ、これ、好きか?」
「すきれす……っ、んン……あぁっ」

先輩はぐりぐりと奥をこねくり回して私に回答をさせようとしてくる。

感じすぎて、思考回路がパチパチとはじけたようになってしまって上手く返答できない。

「俺のことは、好き?」
「……あっ……す、きっ」

生理的な涙で視界がぼやける。

強い快感に身悶えながらも必死になって告げた好意に、「やばっ」と、先輩の切羽詰まったような声が耳に届く。

「あっあっ、あぁっ……やぁ、ん……やっあ」

意味のある言葉を発することすら難しい。

「ゆめ、もっかい」

期待を滲ませた彼の眦(まなじり)。きっと私の答えなんてお見通しなのに、催促のキスが降る。

「ん……すきっ、です先輩……好き」

息継ぎの合間に応えると、先輩は口元に笑みを携えた。腰を揺すりつつ、段々と追い込んでくるような動きに変わる。

頭が真っ白になるほどの快楽を打ち付けられて、藻掻くしかない。



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