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【呪術廻戦】薄夜の蜉蝣【R18】

第12章 狼さんの甘咬み✿


気付いた時には、私は足腰をガクガクさせて絶頂の波に飲まれていた。

「あ……ひ、あぁ……っ」

目の前が真っ白になる。ぷしゃっと透明の液体が秘部から飛び散った。

下腹が小刻みに震え、波が引いていくような脱力感。その感覚に逆らわずに、四肢をシーツへ沈み込ませた。

「ん、っ……あ……は、ぁ……」

これで終わりではないはず。

乱れている呼吸も整わぬまま、白い天井から彼の方へ視線を動かす。

先輩は私の中からずるっと指を引き抜くと、見せつけるように愛液まみれのそれをペロリと舐めた。

私が顔を背けた直後、相手が服を脱ぎ捨てた音が聞こえた。

「欲しがりなゆめにご褒美」

その言葉と共に、コンドームの小袋をヒラヒラとさせる五条先輩の手が見える。

「今日は一回だけ、な」

視線を下げると、彼のモノは既に大きく反り立っていて、ピンク色の薄いゴムに包まれていく。

その様子を食い入るように見つめてしまっていたらしく、「見すぎ」と指摘されて、顔に熱が集中する。「だって」と言い訳をしようとして、やめた。

「ゆめ」

名前を呼ばれて、返事をする代わりにコクリと頷く。

「ん……っ」

期待を含んだ喘ぎ声が漏れ出るのと同時に、あてがわれた先端が入り込んできた瞬間、ビクンと腰が跳ね上がる。

指とは全く違う質量と圧迫感に、息が詰まる。

ゆっくりと中に押し込まれていく快感が、じわじわと全身を支配していく。

もっと深くまできて欲しくて、両脚を五条先輩の方へと絡ませれば、彼は小さく笑った。

「ゆめ、エロすぎ」

そんな事言われても分からない。私にそうさせるのは、全部先輩のせいだ。

反論する余裕も無く、どんどん中を埋め尽くされていくのが分かる。彼でいっぱいになる感覚。

「……っ、んん……」
「全部入った」

その一言にすら体が反応してしまう。

「あっ……ん、っ……」

ゆっくりとした動きで抜き差しを繰り返され、その度に甘い吐息を漏らす。



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