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ニャオハの夢と願い
第11章 奇跡のタネ
ふわり、と体が持ち上がった感覚がした。それが、マスカーニャが真下に放った宿り木の種の技だと気づいた時には、どんどんとその技が大きくなってマスカーニャを上へ押し出したのだ。
宿り木の種は凄まじいスピードで成長し、とうとうマスカーニャの視界に光が映ったと同時に、意識を失った。間近でニャオハが何度も自分を呼んでいる声だけはした。
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