第3章 -ジケン-吉原乱入混沌戦。
沖田「..それに本当に声が出ないんだったら試させてもらっていいんですよね?」
貴「...え、どういうことですか?」
牡丹「......?」
土方「おい総悟!お前さっき知り合ったばかりの人間に何言ってやがンだ。」
そして沖田さんは私が予想しなかった言葉を発した。
土方さんは人様に失礼だろ、と沖田さんをたしなめている。
試す?何を、どうやって?
そんなこと出来るハズがない。
貴「試すってどういうことですか?」
私は勝負を受けてカケに出た。
どういう試しなのか全然わからないがそんなのは全て私がはね除けてやる。
私は自信満々で彼と対峙した。
ハズだった........
沖田「んじゃ、牡丹さん..ちょいと失礼しやす。」
牡丹「..........っ!?///」
........え?
土方「は?ちょっと総悟.....おま、何やって」
総悟「何って....試してるんです、彼女を。」
牡丹「......!!///」
目の前に見えたのは尚ちゃん.....牡丹ちゃんの肩を抱き、そして顔を堂々と近づけている沖田さんの姿であった。
もちろん、尚ちゃんは目をうるうるとさせながら顔を真っ赤にしている。
貴「な、何やって.......、っ!?」
そして私は気がついた。
もし尚ちゃんが沖田さんの顔面近距離攻撃に耐えることが出来なければ......!
尚ちゃんは羞恥のあまり声を上げてしまうかもしれない。