第3章 -ジケン-吉原乱入混沌戦。
今や西日本の一大勢力ともなった蓋岐グループの頭を務める勇治のことだ、
そう簡単に天人達に捕まるハズはない。
じゃあなんで捕まっている?
そこが尚ちゃんが喋ったときに感じた違和感の正体だったのだ。
尚「..本当だ!でも..父さんと天人は友好条約で結ばれてるって..」
土方「天人と条約などで結ばれた関係にある奴は知っているハズだ、裏切る奴等が主流だとな。」
....そう、そして土方さんの言う通り天人は裏切る奴等が一般的なのである。
だがそれでも友好条約を結んでいたとしたら...
勇治はもしかしたら囮として友好条約を結んだのかもしれない......!
貴「...!大変なことが起こるわ!!」
私はそう口に出すと同時に小刀を両手に持ちVIPルームを後にした
尚「えっ、瑠璃葉さん!?」
土方「オイ!!てめェ...!!」
尚ちゃんの困惑し、土方さんはまだ疑っているようだった。
土方「...チッ、総悟!アイツを追うぞ!!.........って、」
土方さんも立ち上がり、瑠璃葉を追おうとした。が、
土方「........総悟?」
尚「...沖田さんなら..さ、先程出ていきましたけど.....」
土方さんはそれを聞くと少しの間固まっていた。そして、
土方「.......どいつもこいつもナメやがって....」
と、座ったのである。