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時計塔と忘却の行方[dzl]
第1章 約束
子どもの頃、友達に誘われて行った時計塔に、ある不思議なおじぃさんに会ったことがある。
その人はぼんさんと呼ばれていて、僕もそのおじぃさんと一緒に過ごすことがあった。他の子どもたちもよく来るから、みんなと遊ぶには丁度いいところでもあったのだ。
僕がよくその時計塔のぼんさんに会いに行ってた理由はもう一つある。
ぼんさんは、目が見えなかったから。
僕が時計塔の管理を手伝うと約束したから、時計塔に通うようになったのだ。
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