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時計塔と忘却の行方[dzl]

第44章 あとがき


はい、ここまでの閲覧ありがとうございます

早速語りますが、このお話を書こうと思ったきっかけは「先輩が頑張れない世界でエンドラ討伐」という動画から発想を得ました

そこでぼんさんが、視界がほとんど見えないデバフを抱えながらエンドラ討伐をしたこと、途中なぜか時計を持った時に「今〇時」と教えてくれたことから、盲目と時計塔が結びついた妄想捏造物語でした

あと、目が見えないことでシフトを押しながら移動していたぼんさんの姿と、周りのみんなが介護のように接していたことから、ぼんさんはおじぃさん設定になったのです

主人公は子どもだったので、他の人たちも子どもにした方が話が進みやすいかも、ということで勝手に年齢操作しました

主人公を子どもにした理由はと聞かれるとなんとなくだったのですが、前に「🍆だけが襲われる世界」に登場したのが女の子だった訳ですから、今度は男の子にしたいなぁと思ってそう書かせて頂きました

とはいえ動画内にはなかったセリフなどが多かったかなぁと思います。目が見えないのにサングラスを掛ける理由も、実際の視覚障がい者さんから聞いた話です。あと、海外の医療ドラマからヒントを得たセリフもありますね

このお話は視覚障がい者さんを差別するために書いたものではありません。見えなくても出来ることはあると、書きたかっただけです。それはこれを読んでくださっている貴方にも通じるものがあるのではないでしょうか。人には得手不得手があります。それを上手く協力し合う社さんたちと、姿を重ねたまででした。ここまで読んでくださった皆様には伝わっていると思いたいのですが、やはり作品というのは解釈にバラツキが出るのかもしれませんね……

ドズルさんはぼんさんたちを探しているというお話にするため、ドズルさんの登場は少なくなってしまいました。というか最初は、ぼんさんだけを登場させるつもりだったのですが、なら他のメンバーはどうなっているのかと疑問に思ったために全員出すことになりました

あともう1つ、前の作品では主人公が子どもだったから「驚いた」を使わないようにしていたにも関わらず、今回は「驚いた」を多用していたのは、この作品の主人公は成績優秀でピアノを弾いていたことから「大人びた子ども」という裏設定がありました

さて、文字数制限が迫ってきたので今回はここまで。閲覧ありがとうございます
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