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バレーボール✖️恋

第7章 放課後デート?



『じゃあ来年のこのページには治君が特集されてるかもね』

「はっ、せやな。そんな事なったらツムの奴、さらに調子乗るやろな〜」


治君の言葉思わずフッと吹き出してしまう

「何?」

『いや、無意識なんだろうけど治君と宮侑は常に一緒なんだなぁと思って。』


治君は少しぽかん、としたけどすぐに口元を歪めて雑誌を元に戻した

「双子こわー、とか思っとるやろ?」

『ううん、そんな事ないよ。宮侑は別としてそんな風に思える兄弟がいるのは羨ましいなって思って。」

「・・・ってあんま人と関わらんようにしとるけどやけにツムの事は毛嫌いしとるよな?」


ギクっと口元を引き攣らせる


『・・・治君を前にして言うのも何だけど…。ああいうチャラっとしたタイプ苦手で。
だからなるべく接点は作らないようにはしてるんだけど、、、
何かいつもタイミング悪くて。』

「ツムはバレーに対する愛情は人一倍強いくせに女にはホンマだらしないからな。
も気ぃつけや?」

『そこはあり得ないから大丈夫だよ。それに向こうも私みたいなのは願い下げだろうし。』

「相変わらず自己評価低いな〜。はもっと自分に自信持ったらええのに。」

『そんな風に言ってくれるのは治君ぐらいだよ?
あ、私これ買ってくるね。』


胸に抱えていた本を掲げて見せると治君は頷き「ほな外で待っとる」と店の外に出て行った


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