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バレーボール✖️恋

第5章 夏休み



『治君……私で良ければ明日も勉強見ようか?』

無理にとは言わないけど。と言うより早く、治君の顔が勢いよく上がった


「ホンマ⁈ええの⁈めっちゃ助かる‼︎‼︎は神や、今日から神様って呼ぶわ」

『神様って、、、』

大袈裟なリアクションに思わずフッと表情を崩してしまう


「・・・・。」

『・・・・?』


急にソワソワと周りを気にする治君にどうかしたのかと思っていると、


「・・・・ここ特等席やん」

『特等席…?』


確かに窓際で1番明るい席で私も1番好きな席だけどーーー


「この席ならの笑った顔、独り占めできるな思って…。」


頬杖をつき窓の外へと視線を外した治君の耳がほんのりと赤く染まっていた


『え……?』


笑った顔を独り占め、、?
それってどういう意味だろう…と治君をじっと見つめる 

照れてる、のかな?
治君もそんな顔するんだ…


ーーーってダメダメ、今は勉強に集中しないと。
テストまであと3日しかない


『治君、時間ないです。集中しましょう』

姿勢を正しメガネをずり上げる

急にスイッチの入った私に戸惑ったような視線をむけつつも、この日は下校時間ギリギリまで治君は頑張っていた


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